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6 月 28 日 (土) に正式に第8代自民党神奈川県連会長に就任いたしました。
神奈川は県連会長を国会議員ではなく県会議員が務めている数少ない県でした。それまで会長、副会長に就任していた国会議員は全員が顧問に祭り上げられてしまったため、それでなくてもギクシャクしていた国会-県会の関係は一段と険悪になりました。国会議員の側からすれば、決めることは県議で決めてしまい、形式的に国会議員に諮るだけ、という不満が鬱積し、一方、県議に言わせれば、国会議員は県連のことには他人事のように斜に構えて非協力的だと、お互いの気持ちはすれ違うばかりでした。
いくら有能な県連会長といえども、これではどうしようもありません。そこで私は、県連の責任を国会・県会で分かち合う体制が絶対に必要だと、断固主張し続けました。選考委員会で私の主張が認められ、会長は国会議員で選出して欲しいということになったところまではいいんですが、「甘利さんが言い出したんだから、本人が責任を取って引き受けるべきだ」 との声が圧倒的多数になってしまいました。
本音を言いますと、党本部の執行部の仕事だけで手一杯なので、何とか逃げ出したいと思っていましたが、「先生、(県連会長を) やりたくないなどと、二度と口にしないで下さい!」 との小此木八郎代議士の叱咤で、私も腹をくくりました。
就任の挨拶で、二つのことに言及しました。一つは、挙党体制の確立です。過去の確執を乗り越えて、一丸となって各種選挙を勝ち抜く。二点目は、小泉改革を地元県連として断固支えていくという点です。前会長が週刊誌に小泉批判を展開した後だけに、地元としてきちんとしたスタンスを取っておくべきだと考えたからです。これらを実現するために、副会長には菅義偉代議士、小林温参議院議員を登用し、併せて要たる幹事長は長年の友人であり全幅の信頼を置いている新堀典彦県議にお願いしました。
とにかく頑張ります。