総 覧
統一地方選が終わりましたが、考えさせられることが多々ありました。大和市と平塚市の両市長は共に 3 期目の戦いで、良く言えばリーダーシップ型、悪く言えばワンマン型市長との世間の評価でした。結果は大和の土屋市長は 1 万票差で勝利し、平塚の吉野市長は 8 千票差でまさかの敗北を喫しました。
両者を比較してみると、マスコミの捉え方は、平塚市長は伝統的保守的ワンマン市長、大和市長は改革型ワンマン市長というものでした。両市長とも市民のためにという思いで取り組んできた 8 年だと思いますが、マスコミの登場回数の違いが浮動票への影響力の違いとなったようです。
政治家にとって誤解を恐れず信念を貫くということは基本的なスタンスでありますが、同時に誤解を解く努力も惜しまないという点が、リーダーシップを発揮する際の必須要件だと言えましょう。 「後世に評価されればそれだけで本望」 そう思っている私にとっても、当選し続けなければ元も子もない、つまり現世での評価を得る努力の必要性を改めて考えさせられる一コマでありました。