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いよいよ国会での論戦がスタートしました。
小泉総理対菅民主党代表の論戦の第1ラウンドは 「菅優勢勝ち」 などど新聞が書いたものですから、民主党国対 (国会対策委員会) は相当肩に力が入り、現場 (各委員会の理事) へ檄を飛ばしています。国対から現場理事への指示書 (こういう物がすぐ他党の手に渡ってしまうことこそ問題?) によると、[1] 本会議での副大臣の大臣代理答弁は認めない [2] 予算が衆議院を通過しても参議院の総括質疑が終わるまでは他の委員会の法案は審議させない [3] 夜は委員会を開かせない等々、引き延ばしのための徹底抗戦を指示しています。まるで自社対決の 55 年体制に戻ろうとしているようです。国会改革で掲げた国会審議の活性化は一体どこへ行ってしまったのでしょうか。
ところで、第1ラウンドで菅氏優勢と報じられた夜、マスコミ関係者主催の新年会で二人が顔を合わせると、お互い歩み寄ってにこにこ握手をしていました。
「いやぁ、昼間は面白かったなぁ (小泉)」
「こんな姿マスコミに見られるとマズいよねぇ (菅)」
これからは建設的議論になるといいんですが…。