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国会リポート

第315号(2015年7月21日)

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集団的自衛権を含む平和安全法制が衆議院を可決通過しました。特別委員会における野党の抗議はおなじみのプラカードビラを掲げるものでしたが、今回は委員長席に向けたものではなく、パフォーマンスを狙ってテレビカメラに向けており、中継を見ていた人は違和感を持ったようです。それはともかく採決が終わった後、そのビラを床に放置したまま立ち去り職員が片付けている様は、まるで観光地にゴミを放置したまま帰ってしまうマナーの悪い観光客。本会議での与野党の賛否の演説は公明党の遠山議員の賛成演説が群を抜いていました。いい機会ですので一部を掲示します。

「・・・昨年7月1日の閣議決定は、・・・一層厳しさを増す現在の日本を取り巻く国際安全保障環境を踏まえ、憲法9条の下に許容される自衛の措置の限界を整理し、新3要件としてこれを明示しました。いかなる事態であっても、新3要件すべてに合致しなければ、自衛の措置は発動されません。新3要件に合致する事態の一部は、存立危機事態であり、これは『我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生』していることを契機とするため、国際法上、集団的自衛権を根拠とする場合があります。しかし、それに続く部分、すなわち、『これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合』とは、自国の防衛に目的を限定したものであり、昭和47年見解で示された従来の憲法解釈の基本的論理の枠の中にあることは、明らかであります。政府が再三再四答弁されているように、本法案成立後も、国連憲章において国連加盟各国に行使が認められているのと同様の、いわゆるフルサイズの集団的自衛権の行使が、憲法上許されるわけではありません。また、事態の認定等において、政府が恣意的な判断・運用ができないような歯止めも存在します。存立危機事態の『明白な危険』の判断基準としては、攻撃国の意思・能力、事態の発生場所、事態の規模・態様・推移、日本に戦禍が及ぶ蓋然性、国民が被る犠牲の深刻性と重大性の5要素が国会質疑で明示され、政府はこれらを総合的に考慮して判断を示さなければなりません。存立危機事態とは、横畠法制局長官の答弁にあるように、『日本が直接武力攻撃を受けた時と同様な深刻かつ重大な被害が及ぶことが明らかな場合』に認定されることになります。・・・」

日本を取り巻く安全保障環境は冷戦構造の崩壊以降、より深刻で現実的なものになっています。国民の命を守るための措置も憲法の範囲内で実効性を持たせていかなければなりません。化石のような発想では政権党の責任は果たしていけません。

私はマイナンバーの担当大臣でもありますが、最近の世の中の傾向は政策全体の意義を語るより各論から全体の必要性を否定するというテクニカルな論戦に陥っていると危惧します。職員の内規違反による年金情報の流出が報じられると、だからマイナンバー制度は止めてしまえというような議論です。マイナンバーはデジタル社会における重要なツールであり、21世紀のインフラともいえるものです。運用上のリスクがあるならば、それによって導入自身を否定するという発想ではなく、運用上のリスクを極小化していくという議論が本来です。昨今の議論はまるで飛行機事故が報じられると危険だから飛行機の使用は全面禁止しろというかのごとくです。事故原因を究明し、リスクを極小化するという方向に話が進むのがあるべき姿です。時代の変化にどう向かい合うかという制度全体の意義を議論し、その上でそれを実現するためのリスクを最小化する。マイナンバー制度も今回の安全保障法制もそういう思考形態が根付いていかなければ、アジテーションの支配する世の中になりかねません。あらゆる政策は時代の変化に対応しうるかという基本から議論し、その上でそれを達成するための各論の議論に入るべきだと思います。

 

今週の出来事

 

シンガーソングライター(火付け)?

 

地元事務所にアルバイトに来ている女子大生2人が先日大臣室を訪ねてきました。同行した秘書が緊張している2人に

「何か大臣に聞きたいことあったんでしょ?」

と促すと、

「大臣はあの歌をどうして歌ったんですか?」

あの歌とはマイナンバー宣伝のために歌ったゲスの極み乙女。例のヒット曲です。

「次に歌うとしたら何の歌?」

同じ質問を番記者達からよく受けます。実は温めている秘蔵の歌があるんです。皆さんにだけ教えますけど、カーリー・レイ・ジェプセンが歌う

「♪I really really really really really really like you.」

(ほんとにほんとにほんとにほんとにほんとにほんとにあなたが好き)

その後にI like you, my number.いつか歌ってやろ。(笑)



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