企業統治委員会・委員長就任にあたり

世の中、大注目!

企業統治に関する委員会が自民党に設置される

ライブドアによるニッポン放送の M & A が話題を呼び、日本の企業経営者が警戒感をつのらせていますが、この際エキセントリックな議論にならないように論点を整理して我が国の法制の未整備な点を洗い出す必要が求められています。そこで自民党に企業統治委員会が設置され私が委員長に指名されました。

企業統治を語る際、「会社は誰のものか」 が問われますが、従来は 「株主のもの」 という答えが正解でした。法律上はそうかも知れませんが 「企業の存在価値」 を考えた時、これからは株主に加え、従業員や取引先、債権者、更には地域社会も考慮に入れなければなりません。従業員にソッポを向かれた会社が、その価値を大幅に下落された例は、M & A の際にもいくつも報告されています。マネーゲームとしての M & A を出来るだけ排して、企業価値を高める為の M & A が推進されるように環境整備を行なっていきたいと思います。国際標準に照らして逸脱した仕組みを作るつもりはありませんが企業活動の国際化の中で、守るべきは守れるだけの装備はして行きたいと思います。

世界一高い賃金で、世界一豊かな国でありながら、世界一国際競争力のある国。そんな日本を創ります。