国会リポート 第190号

甘利明本人が綴る、毎月2回のコラムです。国政で今何がおきているのか解りやすく解説しています。

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《今国会 10度目の強行採決》

小泉総理がその政治生命をかけて取り組んだ郵政民営化は、120時間の審議を行い、専門家による参考人質疑や公聴会を重ね、二国会を費やし成し得たものです。それを事実上の国営会社に戻してしまう「郵政改悪法案」は、ほんの 6時間足らずで民主党政府により強行採決されてしまいました。識者の意見も聞かず、公聴会も開かず、単に選挙目当ての暴挙です。

野党が反対する法案はことごとく強行採決で成立させ、疑問を呈する民主党委員長はクビにし、差し替えて強行採決。実に今国会 10度目の強行採決です。法律に触れない限り何をやっても良いという民主党の姿勢は、都合の悪い法律は強行採決で変えてしまえば良いという事にもつながりかねません。

大衆を扇動し、政権を取った後はやりたい放題のナチスドイツの日本版です。

食い止める方法はただ一つ。参議院でねじれを起こし、野党の発言に耳を傾けなければ法案が成立しないという状況を作るしかありません。

今こそ、心ある国民が目覚めなければ日本は崩壊へと加速します。

《民主党にまかせていたら、この国は潰れてしまう!》

  1. 民主党マニフェスト不況に終止符を!
    • 空前のバラ撒き、自虐的な国際約束を止めさせ、日本の競争力を取り戻せ!
      (企業が大量に日本から逃げ出し始めた!)
    • 継続する新政策を赤字国債で行うな!
      (来年度予算も組めない!)
  2. 民主党マニフェスト不信 (外交・安全保障) に終止符を!
    • アメリカやアジアからの不信と不安をなくせ!
      (ウケ狙いの軽率な約束で沖縄県民をもてあそんだ!)
  3. 危機管理能力の欠落が命取り!
    • 最大級の伝染病『口蹄疫』の発生最中に自民党の制止を振り切り外遊する農水大臣
      (10年前の自民党政権時には殺処分 740頭、民主党政権下では 30万頭)
  4. コンクリートも人も大事!
    • 空虚なスローガンで身心を惑わすな!
  5. 日本を食い潰すお手盛り政治を止めろ!
    • 各省顧問に民主党関係者を大量採用
      (日給 2万円!)
    • 民主党本部職員を特別職国家公務員として大量雇い上げ
      (最高月給 85万円!)

《ご存知ないでしょうが、新しい自民党は…》

  1. 予算案、法律案には必ず独自の対案を提出しています。
    「反対するだけの野党ではありません!」
  2. 民主党と違い、あらゆる事項を全議員参加で民主的に議論して結論を出しています。
    「政務調査会、総務会と政策を決定して行く民主的手続きが民主党にはありません!」
  3. 政治主導とは官僚と隔絶する事ではなく、自在に使いこなす事だと知っています!
    「官僚との接触を絶てば絶つほど政治主導と思うのは稚拙な考え。多様な情報が入らず、間違った素人判断ばかり行われる!」
  4. 谷垣総裁のリーダーシップの下、部分最適のみならず、全体最適も責任を持ってはかります。
    「常に閣内不一致、政府与党不一致の民主党とは違います!」

 

今週の出来事「ソバ (素晴) らしいアイデア?

 

群馬県にも中小企業経営者十数人による、私の後援会があります。

先日、その役員を訪ねたところ大歓迎を受け、お昼に近所の有名な蕎麦屋さんにご案内頂きました。

ゴマダレで食べるそれは後をひき、完食してしまいましたが、通常の 3~4 倍はある、その量の多さには圧倒されました。食べ終わった後、しばらく動けず、大盛りを頼んでしまった同行者は帰りのサービスエリアで寝込んでしまう始末。その日は夕食もとらず、蕎麦にうなされる夢まで見ました。

よし!食べ始めたら止まらないこの蕎麦を大量に民主党本部に贈って、皆、動けないようにしてやるぞ!

マニフェストには「蕎麦の振興」が載る予定です (笑)