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民主党代表選は大方の予想を裏切って菅直人氏が選出されました。 投票の 2時間前、山崎幹事長に 「民主党の代表選は岡田で決まりなんでしょうね」 と訊きますと 「いや、菅だ。間違いない」 という返事が返ってきました。 投票結果を聞いた時、さすが山崎幹事長には我々の知り得ない情報ルートがあるのだなと感心しました。
菅氏が党首になったことで、路線の違う熊谷弘前副代表は袂を分かつ決意をしました。このことは自民党にとって都合がいいようで悪いようなことになります。山崎幹事長と熊谷氏は水面下の連絡ルートがあり、腹心の佐藤敬夫前国対委員長はカウンターパートの自民党国対筆頭副委員長に親交のある私を指名してきたほどですから ( 「あなたは俺を降格させるつもりか (笑) 」 と断りましたが) 彼らがワンセットで離党してしまうと、気心を通じて連絡を取り合える相手がいなくなるということになりかねません。
民主党新執行部は菅代表・岡田幹事長に加え、国対委員長が当選 2回、筆頭副委員長が当選 3回ですから、当選 6 ~ 7 回の自民党国対としてはカルチャーショックを乗り越えていくような運営を強いられそうです。